Entrance Part2

だらだらダイアリー。心を解き放て

さよならDon’t Be Evil

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インターネットを語る時、必ず名前を挙げなければならないのがGoogleという会社で、僕みたいな一般人のところからは、どんな形をしているかわからないくらいに大きなことをやっているらしい。

例えば僕はブログをやっていて、一時は検索エンジンがどうのこうのと調べごとに励んでいた。ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン。検索エンジンの生みの親。検索エンジンは確かに人類史上、革命的な産物で、すごい。とてもすごい。同時に、広告モデルだって格段に進化した。エポックメイキング。すごい。検索エンジンにしろ広告にしろ、現在のそれがペイジらの目指しているところにあるかは知らないしきっと否なのだけれど、その変革は多くの人間を魅了してきて僕だってその一人なのです。

「Don’t Be Evil」、邪悪になるな。Googleが一貫して社訓においていたスローガン。初めて知った時からかっこいいと思っていた。そりゃあ、かっこいい企業がそれらしいことを言っていたら、「かっこいい」と思う。Googleは秘密主義をとっているから、スローガンについてもあまり多くを語らない。それがまたよかった。いくらかっこいいと思っていても、バックグラウンドをペラペラ語られてしまうと僕らは時にうんざりしてしまうことがある。ミュージシャンでよく経験するやつです、ええ。

だから僕は、“なんとなくかっこいい”と思う「Don’t Be Evil」を常に念頭に置いて行動してきた。確かに悪の定義は曖昧だろうが、そんなことは個人にとってどうでもよかった。「邪悪になるな」「悪をなさない」何かの選択を迫られた時にこれを思い出しては、より正しいであろう方に向かうことを努力した。とは言っても僕は暴走族の勧誘を受けたこともないし(勧誘なんてないか)、お前今から万引きしてこい!とかも言われたことない。もっと言えば、いいかいお前が持っているその力は女の子のスカートをめくることだってできるしその気になれば世界を滅ぼすことだってできるのよ?それでもあなたは正義のためにその力を使うの。覚悟はいい?とかも言われたことない。というか力、持ってない。

僕みたいに小さな人間は、マクドナルドでゴミを分別しなきゃならない時だとか、街のゴミ箱にペットボトルをスローイングして外してしまった時だとか(例えがゴミしか出てきませんでした)、そういう時に「悪をなすなよ…お前…そっちは悪だからな…」と突き動かされてきた。時々、ゴミ箱から溢れたペットボトルをスルーしかけたこともあったけれど、「だめだ…あかん…Googleだってやってるんだぞ…」と言い聞かせ、より正しい選択をしてきた。

確かに、かなり小さなことに中二脳を働かせてきたことは恥ずかしい事実だけれど、evilになる方が恥ずかしいし、いつかきっとマジでデカめの選択を迫られるかもしれないとマジで思っていた。だから継続して「ドンビーイービルドンビーイービル…」と唱えてきたわけ!自分が大きくなるにつれて、困っている人であったり、善良な大人がなんとかしなきゃいけなさそうな事をいくつも目にしてきて、その度悩んでる人に声をかけ、トラブルに向き合うことを心がけてきたから、過程はどうであれ僕の中でますます「Don’t Be Evil」は大きくなっていった。かなり好きだった。

www.gizmodo.jp

それが今週、はてなのホットエントリにGIZMODOのこの記事が上がってきてデカいショックを受けた。

Google、行動規範からみんなのモットー「Don't Be Evil(邪悪になるな)」を外す | ギズモード・ジャパン

ありゃー、今週で一番ショックだ。「Don’t Be Evil」勝手に自分の行動規範にして、いろいろやってきたんだけどなー。「Googleもやっとるし」っていろいろやってきたんだけどなー。

2018/05/25 08:54

b.hatena.ne.jp

 

おいおいつい先週だって夜道で手足震えるおばあさん助けたばっかりだぞ!部屋とか荒廃してるし認知症入ってるからか目に生が宿ってないし会話上手くできないしでもうなんかすっげー怖かったんだけどGoogleが「Don’t Be Evilやで」って言うから…娘さん呼んでさ…。その夜、救急車を呼ぶべきだったんじゃないか(ダイジョーブ、ダイジョーブって言われた)とか、役所に電話すべきだったんじゃないかとか、それこそ7119という選択肢もあったし…なんて考えながら正義について考えて、眠れず、それでも考えすぎるよりドンビーイービルくらいがちょうどいいなーなんて再確認したばっかりなのに…

 

「Do the right thing.(正しいことをしよう)」に修正されてからもCode of Conduct

"And remember… don’t be evil, and if you see something that you think isn’t right – speak up! "

とある通り、企業文化の深くに「Don’t Be Evil」は根ざしていて、ちゃんと生きているような気はするけれど、以前のように大々的に掲げているGoogleがかっこよかったなーと悲しくなってしまった…。本当に一切の記載がなくなってしまった時のことを考えると堪らない気持ちになる。グーグルの兄さん…。

ただ、ここで「へへっじゃあevilになったろw」とならないくらいには僕も大人になりました。ここまで書いてきて「Don’t Be Evil」ばっかり言ってるのが気持ち悪い気もしてきたけれど、意思の弱い人間なのでこれくらいがちょうど良さそうです。現状、スローガンが僕のプロダクトの妨げになるようなことは起きていない(多分一生起きない)から、まだまだドンビーイービルをやっていきますね、以上です。