Entranced

心を解き放て

片付けをしてる

そりゃあ願わくば部屋はがらんとしていて、大事なものだけが置いてある、ミニマルで西洋的な、いや、わびさびとも言おうかな、ともかく安らぎのある状態が良いわけです。しかし部屋というのは365日を過ごすもので、「保つこと」が何より難しい。思い立っては掃除して、心がざわつくくらいにめちゃくちゃになってはまた掃除して、というのは好ましくないのだよな。

部屋を見渡してみると、基本的に足場という足場には本やものが置いてあって、わびの対極にあるよう。そして、今日はその悪しきサイクルの「掃除しなきゃなー」というフェーズにあり、ちらほら片付け始めています。今は夏休み。

 

いろんなものを捨てようと思って整理していたら、高校時代のプリントがたくさん出てきた。まだ捨ててなかったやつ。その多くが定期考査のプリントで、しばし見入ってしまった。点数、たけー。優秀だなー1、2年。3年生は学校行ってなかったけど。高校時代を思い返すと、時間がそう経っていないだけにいろんなことが鮮明に思い出せる。そのうちの楽しい記憶だけを抜き出してみると、深夜ラジオを聴きながら、考査の勉強をしている時間の輝きが。あれ、ほんとに楽しかったな。

それで考査が終わったあとの授業で解答用紙が返されて、それがわりによくできているからまた楽しいのだ。クラス順位も1位だったり。用紙一枚を眺めるだけで、それぞれの教科の先生の顔が浮かんできたり、教室の風景が蘇るのがすごい。あの時、いろいろ楽しいことが多かったんだろう。そんな宝みたいな用紙の束を捨てちゃうのはもったいないなーと、時々パシャパシャiPhoneで撮影してしまう不甲斐なさよ。

 

その頃は自転車で高校に通っていた。考査期間になると、太陽が高くにある時間に帰れるのが特別嬉しかった。ある時期、帰り道の途中にあった100円ショップに「SAMURIDE」という名前のエナジードリンクが1本100円だか、2本で100円だか、とにかくそんなふうに安売りされていて、考査期間中はそれを買って帰るのがルーティンだった。多分終売になったやつで、以降一切見ていない、案外美味しかったんだけど。

自室には親戚のお姉さんからもらった学習机が置いてある。ところどころに花の模様があしらわれていて、今見ても結構おしゃれなアンティーク調の机。この机の蛍光灯をつけて、夜中にペンとノートでバリバリ勉強していたの、この時が最後な気がする。受験期はまともに起き上がってもいなかったので。

今はその机でパソコンをずっと触っているんだけど、それはそれで楽しい。けど、いく年か経って思い返した時に、情緒がないなとふと思う。時々湧き上がる情熱を大事にしなきゃな。そのためには、部屋をすっきりさせておこう。片付けを継続する。