Entrance Part2

だらだらダイアリー。心を解き放て

衣張山の山頂で映画『海街diary』のあの景色を見てきた

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『海街diary』という映像美で殴られる映画がある。ひたすらに美しい景色とひたすらに美しい構図、それからひたすらに美しい女優陣。内容もまさに大大大傑作であって、僕は本編を3度、通して観ています。 

海街diary

海街diary

 

劇中、きわめて抽象的に描かれていた「死んだ父親」は二人の共通の父親ではあるけれど、その人物像には大きな差異があり、幸(綾瀬はるか)はすず(広瀬すず)の中の新鮮な父親像を目の当たりにし、穏やかに塗り替えて行く。また、鎌倉の景色も山形の景色と似ているようでその向こうには海があるのだ。山形の好きな景色が鎌倉に、ここでも置き換わる。

過去から現在へ。それでも綺麗さっぱりは更新できない。そういったことの歪な連続性がダイアリーなのである。この映画のテーマはあくまで「生と死」に重きが置かれているけれど、それでも作品で最も重要な幸とすずのこれまでの人生の葛藤が、姉妹になることで解き放たれて行く様は、抜群に素晴らしく、涙してしまったわけです。

そんな超がつくほど重要なシーンが撮影されたロケ地が、今回行った「衣張山」の山頂なのだ!

youtu.be

 

 

衣張山までのアクセス;行き方が分かりにくかった

アクセス方法、適当に調べたんですけど全然出てこねーの。というのもスマホの充電がなくなりかけていてヒヤヒヤしていたのでまともに見られなかったんですけど。それでもパパッと調べて出てこないのは大問題なので、この記事では鎌倉駅からの行き方を分かりやすく書いておくね。

 

鎌倉駅からバスで向かう

鎌倉駅にきました。感動したのは、交通系ICカードのチャージが500円からできたこと。驚いた。名古屋じゃ1000円からしかチャージできない。これならとりあえずバス代だけ、みたいな使い方ができるので便利だと思った。せっかくなので500円のチャージをしておいた。

鎌倉駅でICカードに500円チャージした際の写真

 

鎌倉駅のバス停の写真

バスです。5番乗り場。「杉本観音」で降りました。

 

バス停から程ない「杉本寺」に寄っていく

杉本寺の写真

バスを降りてすぐのところに杉本寺というのがあったので、参拝しておく。参拝料200円。

 

すごく綺麗だった

さて、参拝を済ませたらいよいよ衣張山へ向かうわけなんですけど、、めちゃくちゃ迷った。文字通り右行ったり左行ったり。

僕はここで2,30分かけてしまった訳だけど、正しい情報を書いておくので安心して。バス停を降りて左手に進んですぐの信号を右に。そこを真っ直ぐ。以上。あれ、ここ違くない?と思っても真っ直ぐ。いいから真っ直ぐなんだ。左右に民家が並ぶ細い路地を進むといきなり入り口が現れる。

これではいささか不親切なので、途中の写真を載せておきます。

レトロなバスが走ってる

この道を右へ

真っ直ぐ進むと十字路が現れるので、ここも真っ直ぐ

突然の入り口です!

入り口にきました。ここに辿り着くまでにすごく時間がかかったけれど、それは迷ったからです。迷わず来ることができれば10分もかからなかったはず。いよいよ登っていきましょう。

 

衣張山にて

平成巡礼道の看板の写真

平成街道の看板。独特の雰囲気がある。このとき誰一人周りにいなかったので、森の静けさに圧倒されてた。

 

山道の写真

ウォォ。なるほどこういう道か。“登山道”ではなく“ハイキングコース”と聞いていたけれど。道は優しいけれど足元には雑草が生い茂っていて、一歩踏み出したところで大きめの蛾がヒラヒラ舞いだした。また一歩踏み出せば今度はハチが飛び出す。虫嫌いの僕にとってはかなり地獄で飛び上がってしまった。その勢いでぴょんぴょんと階段を駆け上がる。止まるわけにはいかない。なぜなら耳元では常に羽音がしているから。それも家で出会う蚊のような羽音じゃなくてもっと嫌なやつだ!!ウォォ。

なだらかに続く坂を進む。このとき、奇しくも登っているのは僕一人だったみたいだから、ただの木々がすごく神秘的に感じられた。虫だらけでただ駆け上がるだけの道中だったけれど、思い返すといい経験だったように思える。

ぴょんぴょん階段を駆け上がっていたら、途中、右手でがさっと大きな音が立って驚いた。振り向くと木から木へと飛び移るムササビのような動物が!すごいぞ!急いでカメラを構えたわけだけど、健闘むなしく画面に収まることはなかった。悲しい。

衣張山山頂についた時の写真

なんだかんだで、勢いで6分で登ってしまった。息ゼェゼェ。分かりましたか虫嫌いが一人で来るとこうなります。いや〜虫だねなんてキャッキャしながらゆったりと登りたかった。道中人が全くいなくて怖かったし。喉もからからだ〜〜。

 

衣張山山頂からの景色

衣張山山頂からの景色の写真

そこで、飛び込んできた景色に圧倒されてしまった。息を飲んで身震いする。ウォォ、海街diaryで見たぞ!それを差し置いても、ただただ素晴らしい絶景なのであります。眼下に広がるのは鎌倉の街並みと相模湾。これぞ、ブログキャッチの「心を解き放て」に相応しい風景であろう!そこに漂う凛とした空気が、あらゆる憂いをかっさらってくれるような、そんな気にもなるのかななんて考えたりする。

ひたすらに美しく、ただぼうっとしていました。15分くらい滞在したかな。

 

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映画『海街diary』より。そうです、この景色。うわー泣けてしまう。

 

Q.これはなんでしょう? A.綾瀬はるかと広瀬すずが踏んだ土

帰りもこの細い道を通っていくわけですが…

下り、迷いました。自分でも驚いてしまった。登り6分、下り20分ちょっと。かなりひどい方向音痴であるのに、登りと違うコースを選んでしまったのが運の尽き(それも「よし、登りと同じコースで帰ろう!そのほうが安心だし」なんて考えて選んだコースだった)。

笑ってしまうのは、何度下りてもまたあの景色を見ることになるということ。つまりは頂上にたどり着いてしまうのだ。ホラーでしょもう。下りているのに登っている。自分でも怖くなってしまって、結局下りも勢いで降りることになりました。階段、ヌメヌメしていたりするので危ないです。ゆっくり降りようね。

 

やっと出口

 

鎌倉駅に戻って来た

戻ってきました。このときにはもう汗びっしょりの喉からっから。そういえば下りで迷っている最中に「ここに来る前水分取ってねえわ…やばい…このままこの小さな山で死ぬのかな…」とプチパニックになった。パッと目に入ったパーキングの自販機でドリンクを買うことに。ダイドードリンコ。一番好きな自販機です。どれもソフトドリンク市場においては定番とは言い難いラインナップで、「うわ〜今日はどれにしよう」のワクワクが体験できるからですね。まぁ選んだのはみなさんご存知のmiuなんですけど。 

miuのペットボトルの写真

 

鎌倉駅に戻ってきた頃にはもう12時をゆうに回っていたから、駅のCIALのなかの「鎌倉こまち市場 風凛」で昼食をとることにした。階段で2階へ登って、奥へ進んだところにある。(シァル鎌倉

お昼ご飯の画像

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お昼からかなり贅沢をしてしまった。すごく美味しかったです。せっかく鎌倉に来たのでどうしても生しらすが食べたかったのですが、小鉢でいただけたので内心ガッツポーズしてしまいました。玉子焼きに刺さっているのもしらすをどうにかしたものだったので、満足でしょう。それから、注文の前に頂いた冷たい緑茶が本当に美味しかった。何より素晴らしかったのは接客である。一人で鎌倉へやって来て一人で山を登って来て一人で入店してきた人間をそれは丁寧に迎え、送ってもらった。また来ようと思います。

 

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